2015年7月31日金曜日

クサギの花


咲きそうで、長い間咲かなかったクサギがやっと咲きました。


蕾かと思っていたのは苞でした。
苞がほんのり色づき、その中から赤い花柄がのびて、花が咲いています。


この苞がだんだん赤みを帯び、秋には真っ赤になって、真ん中に青い実が実って、それはそれはきれいです。


その実は、藍以外で唯一の青く染める草木染料となりますが、絹糸2キロに対して、クサギの実は3キロ必要だそうです。
昔は、実を乾燥させて保存しましたが、今は必要量集まるまで、冷凍保存しているようです。


iichiから、クサギ染めのスカーフの画像をお借りしました。







2015年7月30日木曜日

蝉祭り


あちこちで、蝉祭りが開催されています。
それにしてもこの草は、人気があったようです。


オオムラツツジも大賑わい。
 

色はすっかり大人色だけど、まだ羽化して間もないみたいで、全然動きません。


薪置き場の上。
羽化しているところを見ればいいのだけれど、イノシシが怖い。
夜外をあまりうろうろしたくありません。


そう言えば、数日前の早朝に、二日続けて日暮しの鳴き声を聞きました。
早いなぁと思っていたら、以後、耳を澄ませても聞こえません。
日暮しの抜け殻も見ていません。




2015年7月29日水曜日

花は美しいけれど...


ちょっと草刈りを怠ると、どこもかしこもジャングルになってしまいます。
草刈りはいつも、犬たちが自由に動けるよう、家の周りが優先です。他人の敷地、しかも家からはあまり見えないところは優先順位が低いのですが、放っておくと草地がじわじわ広がり、やがて足を踏み入れられなくなり、クズが木に上ってしまいます。
クズが木を覆っているのを見るのは大嫌い。どこにでも見られる風景ですが、せめて我が家から見えるところは、木にのびのびしてもらいたいと思っています。


そのクズの花、きれいです。
下から順番に咲いていき、長い間咲いてから、毛深い莢をつくります。
 

私にやっつけられているところでは、花が咲く暇がなかったり、咲いても貧弱な花ですが、手を入れなかったところでは、のびのび咲いています。





2015年7月28日火曜日


笠間に、高橋協子さんの陶器展を見に行った帰り、「回廊ギャラリー門」寄ってみました。
太陽が真上から照りつける暑い日でしたが、水連鉢の蓮が涼しげです。
いいなぁ。


花は終わって、もう実が入っていました。
カンボジアだったら、この実を生で食べます。


「おいしそう!」
育て方を教わってくればよかった。レンコンを買って植えれば、育つのでしょうか?
また行く機会もあると思うので聞いて、来年は庭で蓮を育てて、蓮の実を食べたいものです。







2015年7月27日月曜日

芋虫くん


草むしりしていたら、こんな虫がいました。
スズメガの幼虫のようです。


ドクダミにつかまって、何をしているの?
全然親しみは湧きませんでしたが、手を見て、
「あらっ」
ちょっと関心を持ちました。



全部の手を使って一生懸命つかまっている姿、なかなか可愛い。
まるで、お祈りしているような姿です。





2015年7月26日日曜日

じっとしていたら?


足元でとび跳ねているのは、バッタくん?


それにしても見事な枯れ色です。
畳んだ脚が4センチもある大きなバッタ。動かなかったらまったく気がつかなかったのに、わりと動くのが好きみたいでした。







2015年7月25日土曜日

消えたエゴの実

こんこんギャラリーの脇には、大きなエゴノキがあります。


満開の花のあと、五月には実の赤ちゃんがたくさんぶら下がっていました。


ところが六月、実が大きくなったかどうかのぞいて見ると、実の数が減っていました。


そして七月、実は数えられるほどしかぶら下がっていません。
 

自然界ってそんなものなのか、それとも待ちきれない鳥が食べたのか、寂しいエゴノキでした。






2015年7月24日金曜日

命拾い

実は生らなかったり、生っても小さくておいしくもなかったりのすももの木二本。
トチの木と近すぎて、風通しを悪くしているので、切ることにしました。ところが、そのうちの一本は、下の方の枝を切ると、高いところに実をつけているのが見えました。


しかも、我が家のすももの木のうちで一番大きな実でした。
右の、すももも、決して小さくないものです。


大きいだけでなく、食べてみたら味もいい!
風通しを悪くしている以外、切る理由がなくなりました。


トチの木とは近すぎるけれど、高い枝を切ったら、風通しは少しはよくなるんではないかしら。ということで、残して来年まで様子を見ることにしました。





2015年7月23日木曜日

レース職人、現る


昨日、また、あのレース職人の蜘蛛の巣を見つけました。
「困るんだよね」
型枠とコンクリートの間に張っています。


先日、コンクリート打ちしたところは、ほとんど型枠を外してしまいました。
まだ外していない階段の型枠を外そうとして蜘蛛の巣を見つけたのですが、外してしまったら壊れてしまいます。
やれやれ。
待ったら、蜘蛛の巣が消えるというものではないかもしれませんが、待ってみることにしました。

さて、昨夜は土砂降りでした。
 

蜘蛛の巣を見に行ってみると、すっかり崩れていました。


真ん中のあたりが雨を受けて落ちたのか、白い塊になって風に揺れていました。
もしかして、いつものレース職人ではない蜘蛛のものかもしれません。





2015年7月22日水曜日

ニイニイゼミ

 
スモモの木を切っていたら、切り落とした枝に、何か飛んできたのが見えました。
「何?バッタ?」


近づいてみたら、ニイニイゼミでした。


生まれたばかりなのかなぁ。全然動きません。


写真を逆さにしてみたら、目玉がはっきり見えます。


かわいいなぁ


蝉は左の切り落とした枝にいます。
せっかくここまで切って、あと一歩でしたが、ちょっと作業を中段、蝉が飛んで行くまで別の仕事をすることにしました。





2015年7月20日月曜日

侘び助


Kさんの家から、京都の秀吉の愛した古木の枝を直接挿木したという、侘び助の枝をいただいてきました。


私が一番好きな椿は、ヤブツバキ、二番目が侘び助です。
といっても、常緑樹はあまり植えないようにしているのですが、侘び助なら、植えてみようかなぁ。


いただいた枝から、取れた苗は10本ほど、全部根づいたらどうしようと、要らぬ心配をしてしまいます。


先日、Yさんが来たとき、ハナイカダの枝を差し上げたら、挿木は確か室内で育てるのが一番確実と言っていたような、いなかったような。
ともあれ、水遣りが楽ですから、しばらく室内で様子を見てみます。







2015年7月19日日曜日

お茶の実


お茶の実です。
その昔、ちよさんの家では、我が家の東の畑でお茶もつくっていましたが、新茶を摘んで、蒸して、もむのは重労働、 とっくの昔にお茶の木を切り倒してやめています。
そのお茶が、周りの林の中に入り込んでいて、草を刈っていると、あちらにもこちらにも株があり、切ると元気よく再生します。

きちんと刈り込んで、お茶畑のようにしてみたいと思いつつ、普通の生垣でさえ刈り込む時間がないのだから、できるわけありません。


というわけで、あっちでもこっちでもお茶の木が伸び放題、放っておけば、どんどん増えていきます。
花も咲けば実もなります。
花の開花時期は秋ですから、これは昨年の実。


そして黒いのは、一昨年の実ということになります。


シロヤマブキのように、新旧一緒に生っています。




2015年7月18日土曜日

さすらいの木


木の中には、たくさん芽生えても途中であっけなく枯れてしまって、
「何を考えているのだろう?」
と、いぶかしく思う木があります。
クサギもその一つです。
もともと、入口に近い斜面に生えていたのですが、その木は枯れ、その周りには苗が生えては枯れ、枯れては生えています。
そして、石垣の上、通路との境にユキノシタを植えていた中にこぼれた種が、今は一番大きく育っています。


邪魔と言えば邪魔、コナラやクヌギだとすぐ抜き捨ててしまうところですが、いつ枯れるか不安定なクサギなので、特別に許していたら、わりと大きくなりました。


しかし、もっと端に生えているクサギたちは、いま引き抜くか、いずれ切らなくてはと思っています。


石垣の足元にはもっと小さいのもあるし。
こんなに、込みあったところではなく、広々としたところに生えてもらいたいものですが、こちらの思うようにはいきません。


いま、蕾です。
クサギは名の通り、葉をちぎったり枝を折ったりすると臭いのですが、蕾よし、花よし、実よしです。


実は染料になるので、集めている人がいます。
「えっ、染料にするほど集まる?」
「ちょっとずつしか集まらないから、冷凍しているのよ。でね、クサギがあったら、知らない家でもお願いして実をもらうの」
クサギは気まぐれな木です。 昔、クサギの実で布を染めた人はどうやって集めたのでしょう、不思議です。

もっとも、両親たちと住んでいた社宅の庭の隅には、都心にもかかわらず、勝手に生えた立派なクサギがあり、実もたわわになって、いつも母が愛でていました。
案外、コンクリートジャングルのようなところが好きなのでしょうか。