2014年4月30日水曜日

浦島草


マムシグサはウラシマソウより早く咲きますが、小さくてあまり見栄えがしません。
それに比べると、ウラシマソウは大きくて見栄えがします。

特徴のある葉を見ると、刈らずに残しているので、あちこちに顔を出しています。もっとも、直射日光が当たり過ぎるところでは、年々小さくなり、消えてしまいます。


ウラシマソウは嫌がって抵抗しましたが、釣り糸を葉の上に乗せてみました。
約50センチほどの長さでした。



2014年4月29日火曜日

狂い咲き


庭で作業しながら、遠くを見やり、見るともなくホオノキを見ました。
「あれっ、なんだか変!」


近くに寄ってみたら、変!変!変!


毎年、若葉が出て、覆い茂って、全体が葉でみっしり覆われて、枝の間から空が見えたりしなくなってから花が咲きます。
それがなんていうこと、葉が出切っていないというのに、てっぺんの方はみんな花が咲いています。


そして、下の方にもつぼみが。

この春は、竹の花は咲くし、ホオノキは葉も出切らないうちに花が咲くし、変です。


まともなのは、こぼれ種から芽吹いたちびホオノキだけです。




2014年4月28日月曜日

久しぶりの海


久しぶりに、ひたちなかに行き、海沿いの道を通ったので、ちょっと海に寄りました。
このあたり、平らな岩が顔を出しています。
岩が広く、斜めに突き刺さったような場所もありますが、3.11の地震の後、ちょっと傾斜が変わったともいわれています。


3.11の津波で押し寄せられた、根こそぎ抜けた木は今では、真っ白く風化しています。


みんな何をとっているのだろう?


足を濡らさないで、沖の岩まで歩いていけます。


潮が満ちるのを待っている海藻たち。


どうして、水が引いてしまうところで暮しているのかしら?


この貝たちは、生きているのかしら?


もうちょっと低いところで暮せばいいのに。


拾ったのは、たったこれだけでした。


クルミは、軽い軽いもの。
我が家にあったクルミと比べてみると、殻だけかしらと思うほど軽いクルミでした。


石についている白いものは何でしょう?
あたり一帯の岩も、ところどころ石灰を塗ったように白くなっていました。






2014年4月27日日曜日

行者大蒜

八百屋さんの店先に、ギョウジャニンニクが並ぶと、北海道の人は、
「春が来たなぁ」
と思うそうです。

ギョウジャニンニクは日本固有の野草だとばかり思い込んでいましたが、昨年アメリカに住む友人がギョウジャニンニクを摘んで「春の料理」をしたことを聞き、調べてみると、ヨーロッパ、ロシア、中国、朝鮮半島などなど、世界中に自生する野草だと知りました。


数年前に、一株だけ植えたギョウジャニンニクが、ずいぶん増えました。

 
卵とじにしても、肉と炒めてもおいしいとのことですが、もったいなくて見るだけです。
もっとも、ウドやタラの芽のように、少しは摘んだ方が、種の保存の法則でたくさん出てくるのかもしれません。


足元を見ると、ちびがたくさん育っています。


今年は食べるつもりはないけれど、来年あたり、食べてみましょうか。




2014年4月26日土曜日

夜の住人


草刈りしていたら、四年ほど前に切ったミズキの根が掘り崩されているのを見つけました。
誰かが、虫を捕ったようです。


マユミの枝が覆いかぶさっているので、誰にも見られず掘るにはもってこいの場所です。


倒して、重いのでそのままにしておいたミズキの太い幹も、掘り崩されています。

中っくらいの枝は、切りそろえて積んでいて、毎年、刈り払い機が当たって草刈りの邪魔でしたが、もう影も形もなくなりました。


木は倒れても、土になる前に虫を養い、小動物を養い、これからも菌や蟻を養っていこうとしています。偉いねぇ。


ところで、夫が屋外にスピーカーを設置し、それをつなぐコードをホースに通して埋めてありました。
数年前から、誰かが一部掘り返して、ホースが見えていて、草を刈るときは、ホースをひっかけないよう細心の注意が必要でした。
時間があるときに埋め戻そうとは考えるのですが、そのままにしていたら、この春はあちこちでホースが露出し、おまけにコードは何ヶ所かで切断されていました。

夫に報告すると、
「実は、植えたばかりの桜の木が、引っこ抜かれていたんだ。気味悪がるだろうから言わなかったけど」
「えっ、まさか人がやったと思っているの?」
「だって、すっぽりきれいに抜けてたんだぜ。動物にできるかい?」
夫は、不審者がやって来て、コードを引っこ抜いたり、桜を抜いたと思ったのでした。それくらい、動物技ではなかったのです。

いったい誰でしょう?狸?イノシシ?ハクビシン?アナグマ?
ホースは、掘り返さないで引っ張れば抜けて、その下あたりは柔らかくてミミズがいることを、ちゃんとわかって引っ張ったのです。

監視カメラを取りつけてみたいなぁ。
夜にはいったいどんな世界が出現しているのでしょう?





2014年4月25日金曜日

ウド薫る


姪のりかちゃんが友だちと遊びに来ました。
季節もよくなったので、久しぶりにテラスでてんぷらです。


この日のメインはウド、出たばかりのを、お隣のえいこさんにいただいたものです。そして、柿の葉、山椒の芽、蕗の葉、タラの芽、サツマイモなど。


我が家のウドも芽を出しています。




2014年4月24日木曜日

芽吹き

 
トチの葉が出たところです。
毎年のことですが、見事だねぇ。まるで、
「さあ、どうだ!」
と言わんばかり、晴れ舞台のようです。

 
チビホオノキも負けていません。


 精いっぱい手を広げ、背伸びして、豪華です。




2014年4月23日水曜日

庭の紫


タツナミソウ。


ジュウニヒトエ。


ムラサキサギゴケ。


シャガは何故か土地に合わなくて、細々と残っているだけですが、今年は数輪咲きました。


埼玉県の都幾川の方では、道端のどこにでも生えていましたし、益子でもよく見かけますが、ここ八郷ではほとんど見かけません。


ミヤコワスレは、あと少しです。





2014年4月22日火曜日

ムラサキケマン


いま、我が家から道に出たあたりでは、ムラサキケマンの花盛りです。
 

昨秋の草刈りがしっかりできなかったのが、ムラサキケマンにとってはよかったみたい、咲き誇るさまは豪華です。


ムラサキケマンは葉も好き、花も好き、でもあっという間に汚らしくなって、お次のカキドオシに取って代わられます。






2014年4月21日月曜日

竹の花


まさか、まさか、自分の家の細い篠竹に竹の花を見るとは、思いもしませんでした。高さ50センチほどの細い篠竹です。
日本で竹の花を見るのは、生まれて初めてです。タイで、花が咲いて真っ白になっている竹は、何度も見たことはあるのですが、高いところだったのか、藪で近づけなかったのか、近くでまじまじと見たことはありませんでした。
 

これが、タイで飢饉の年には集めてお米代わりに食べたという、竹の花です。


最初、虫でもついているのかと思いました。
 

見まわすと、別の篠竹にも、花がついています。ちょっと遅れていますが、そのあたり一帯の篠竹に花が咲きそうです。


まさにこれから出てこようとしているのもありました。
 

「どうやって、花が咲いているのだろう?」
採って来て普通の篠竹と比べて見ました。
葉の出方が違います。


葉が密に重なって、そのあいだあいだから花が出ていました。