2017年12月21日木曜日

ロマンのツタンカーメンのエンドウ豆

しばらく前になりますが、北海道ののらさんが、「ツタンカーメンのエンドウ豆」を送ってくれました。ツタンカーメンのエンドウ豆という言葉は、そのとき初めて耳にしました。


エジプトの王家、ツタンカーメンの墓から発見されたというのです。
サイズは9センチと、わりと大き目の莢でした。

ネット検索した限りでは、ツタンカーメンのエンドウ豆とは言うものの、実際にピラミッドから出土した種かどうかは信じられないという論調の方が多くありました。1956年にアメリカから入ってきたものだけれど、大賀ハスの事例もある日本人は、「ピラミッド出土」を容易に信じたというのです。


ところで、『世界有用マメ科植物ハンドブック』(James A. Duke著、星合和夫訳、雑豆輸入基金協会発行、1986年)を見ると、
「園芸エンドウの野生の始原型はまだ発見されていないが、幾人かの発表者は、古代エジプトの植物であったと信じている」
と書いてありました。
ロマンが広がりますが、続いて、
「おそらく、ヨーロッパおよびアジア西部が起源地であった」
とも書いてありました。
メソポタミア起源説は、かなり有力だとは思います。 


現在、園芸エンドウ(栽培種)は、なんと1000種類もあるそうです。

育て方を調べると、ツタンカーメンのエンドウ豆は、普通のエンドウ豆と同じように、秋植えもできるし、春植えもできるようでした。
いただいたときは秋植えのちょうど適期でしたが、犬のうなぎの世話が大変な毎日で、気がついたら、すっかり寒くなっていて、間に合いませんでした。
春植えて、育ってくれるでしょうか。ちなみに、Amazonで苗を売っていました。何でも売っているのにびっくり、そのうちAmazonは、コンビニを凌駕するかもしれません。






2 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

 表題にドッキリしました。
50年以上前博多の「ツタンカーメン展」を思い出しました
見る人が動きませんからね。


さんのコメント...

昭ちゃん
いま、クフ王のピラミッドのことが少しずつ分かってきて、内部に大きな部屋があるのだとか、その中にどんなお宝があるのかとか、大騒ぎしていますね。
熱帯にはひよこ豆とかレンズ豆は似合いますが、エンドウ豆はなぁと思っていましたが、エジプト起源説もあるようで、びっくりしました。古代エジプトの人たちが、エンドウ豆を食べていたと思うと、面白いですね。
エチオピアは赤道近くですが標高が高いため涼しく、3000mを超える場所では、そら豆、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆などいろいろな豆が栽培されていました。