2017年12月22日金曜日

グネツム・グネモン


探しものをしていたら(いつも探しものをしているみたいですが)、グネモンの写真が出てきました。
グネモン(Gnetum gnemo)のおもな自生地はインドネシアとマレーシアですが、タイ、フィリピンなど、東南アジアに広く分布して生えています。低木もあり、20メートルほどの高木もあります。
 
グネモンの熟した実はそのままで食べられ、煮ても焼いても食べられます。
未熟な実や葉、花も食べられるすぐれもので、若葉と若い花序は野菜としてスープに入れます。


茎を切って出る液は飲めるし、靭皮(じんぴ)繊維は強靭で、綱、漁網、釣り糸、弓弦、製紙原料にもなります。


インドネシアではメリンジョと呼び、「グネツム煎餅」ウンピン(Emping)をつくります。

 
デンプンを含む種子を潰して伸ばし、油で揚げて食べるのがグネツム煎餅です。
乾燥させたグネツム煎餅を置いていない、市場はないほど、インドネシアではありふれた食べ物です。
強靭な繊維が採れることから、和名では「弓弦(ゆみづる)の木」とも言います。




2 件のコメント:

karat さんのコメント...

おはようございます。グネツム・グネモンなんて初耳で、人の名前かと思いました。くまモンとかドラえもんみたいな…、何か方言の(^^;)
最後の、インドネシアで普通の揚げせんべいという事で、それではバリ島の食堂とかで、必ずと言っていいほど皿に添えられていた揚げせんべいは、それだったのですね!何だか知らずに食べていた…。確かにポテトチップスの味ではなかったし、エビせんべいでもなかった…。カラッとしていておいしかった…。

さんのコメント...

karatさん
そうそう、それです。
インドネシアに行ったことのある人は、知らないで、誰でも食べていますよね。
グネツム煎餅、えびせん、それにぷわっと膨らんで、ドーナツ棒みたいな外見だけど中が軽くて、ちぎっておそばに入れて食べたりするもの。どこにでもあって何気ないんだけど、時々、無性に食べたくなります(^^♪