2016年11月24日木曜日

ナミマガシワ三昧

福井で、ビーチコーミングの教室が開かれた朝、食見海岸に行く途中で、坂尻の浜に連れて行っていただきました。


坂尻の浜には、貝が寄っていました。


小さくて、極々薄いナミマガシワが、桜の花吹雪のように寄っているところもありました。

のらさんと私は、顔もあげず、ひたすら拾いました。もっとも、私はナミマガシワを拾っていましたが、のらさんは別のものを拾っていたかもしれません。
貝は小さいので、砂も一緒につまんでしまいます。家に帰って洗ってみたら、拾ったはずのない微小貝が、勝手に混じっていました。


これが、坂尻の浜で、10分くらいの間に拾った貝です。
タカラガイ、マクラガイ、アコヤガイもありますが、ほとんどはナミマガシワです。ナミマガシワだけで、100以上ありました。


普通ナミマガシワは、死んでも右殻は岩から容易に離れず、左殻だけが打ち上げられるそうですが、どうしたこと、右殻の一部がくっついたままのものが、たくさん落ちていました。
半分以上が、こんな姿です。


そして、Shigeさんが、右殻もついて、死体が入っているのまで見つけてくれました。
大きな孔は、足糸孔です。


この右殻の孔から足糸を出して、ナミマガシワは、岩などにくっついて一生を暮らします。


小学校の一年生の夏休み、叔父の暮らしていた因島の隣りの島でひと夏を過ごしたとき、初めてナミマガシワを拾いました。
その美しい色とともに、中の不思議な模様にも魅せられて、長い間とっておいたのを思い出します。


さて、午前中のビーチコーミングが終わって、午後の工作の時間になったとき、のぶさんが、工作の足しにと広げてくださったのが、大量のナミマガシワで、中に美しい黄色のナミマガシワがありました。
骨女子ののぶさんの生家は、若狭塗り箸を生業にしていて、すぐ裏が海で、そこでは大きなナミマガシワがザクザクと拾えるそうです。

坂尻の浜で、私も黄色いナミマガシワをいくつか拾いました(お盆の写真の左下の方)が、こんなにたくさん、まとめて見て、みんなびっくり。工作に使わないで、あかずきんさん、のらさん、ろっかくさんなどと、分けていただいてきました。
分けていただいたのがこの量ですから、びっくりです。


右二つが、のぶさんにいただいたナミマガシワがの大きいのと小さいの、左二つが坂尻で拾ったナミマガシワの大きいのと小さいのです。
一番小さいのは、桜の花びらくらいです。







4 件のコメント:

のぶ さんのコメント...

実家のすぐ裏の浜では、大きなナミマガシワだけでなく、坂尻で拾われたような小さなナミマガシワも打ち上がるときがあります。
講座の前日は、実家に泊まりましたが裏の浜には行けなかったので、わかりませんが、坂尻と同じように小さなのも打ち上がっていたかもしれませんね。
ナミマガシワ、小さな平べったい石にくっついたまま打ち上げられているのもよく見かけます。
実家のあるところは、若狭湾の中のさらに内湾なので、外洋に面した海よりも波が穏やかなのだと思います。
子どものころは、そこでナミマガシワとメノウをよく拾いました。
ただし、メノウは、「若狭瑪瑙」として細工をしていて、割れ屑を上流で捨てていたからだろうと聞いています。
今でもときどき、赤いメノウを拾うことがあります。

さんのコメント...

のぶさん
ありがとう。すぐ裏が海だなんて、うらやましい限りです。しかも、子どもの頃、ナミマガシワとメノウを拾って遊んだなんて!贅沢な!!!
メノウは波崎で一度拾ったきりです。今回、坂尻ではブンブクも拾ったのですが、壊れやすいと知っていたのですが、ハイターをちょっとだけ入れて、しばらくして洗おうとしたら、粉々になってしまいました(笑)。
ナミマガシワは、ほぼ一ヵ所で拾いました。二枚貝とは知っていたのですが、右殻を見ることができてよかったです。平べったい石にくっついたままで上がることもあるんですね。合弁のナミマガシワは、大切にビンを個室(?)にして入れました。

しまとかげ さんのコメント...

春さん、こんばんは!
先週は遠路はるばるお疲れさまでした!
お会いできてとても嬉しかったです!
ナミマガシワ、たくさん並んで綺麗ですね~
スパンコールみたいです。
私も気になる石や陶片やメノウが拾えて満足の海歩きでした。

さんのコメント...

しまとかげさん
お会いできてとっても嬉しかったです。眼鏡のかたぱんもありがとう。とっても美味しかったです(^^♪
メノウをたくさん拾っていましたね。私も、たくさんの人がメノウを拾っていたので、途中で白樺浮き目からメノウ目に変えてみましたけど、無理でした(笑)。でも、その昔、波崎で一つ拾ったので、それでよしとします。
石系がお好きなのですね。私も石が大好きですが、不思議、今回は一つも拾いませんでした。