2015年4月15日水曜日

中国の浮き


旭村の浜で、中国の青い紡錘型の浮きを、三つ拾いました。


どちらも浙江省のものですが、色の濃いものは耐圧水深120メートル、色の薄い方は、耐圧水深80メートルと陽刻してあります。
この種の浮きは、東シナ海での、刺し網漁に使われるもののようです。


初めて拾ったのが、ラグビーボール型の青いプラスティック浮きです。
やはり浙江省、温州のものですが、ロゴの陽刻は、紡錘型の浮きが「魚」なのに対して「海老」です。
こちらも耐圧水深100メートルですから、海の中で使うようです。


上から見たところ。


横から見ると、目の離れた、間抜けなナマケモノの顔のようにも見えます。
ガラス浮きや白樺浮き(日本海側)は、別格として、まだ拾ったことのない中国製のカエル浮き、拾ってみたいです。


プラスティックを拾うつもりじゃなく、木の実をさがしていたのですが、南から流れてきた木の実は見つからず、クルミをいくつか見ただけでした。





4 件のコメント:

Shige さんのコメント...

ウキというと、海面にプカプカ・・・という印象が一般には強いのかもしれません。
でも、海面近くを回遊する魚だけではありませんので、それぞれの泳ぐ深さに応じて、網を入れることになります。
ウキは、海中で、錘と対になって網を建てる大事な道具。捕る魚の種類に応じて、魚道などを考え漁師さんらは網道具を作り、使っていますね。

さんのコメント...

Shigeさん
少し前まで、浮き=水面にぷかぷかのイメージしか持っていませんでした。でも、海の底深くで網を立てるのになくてはならないものだったのですね。
錘ははぐれても、浮きのように浜に打ち上げられないで海中に沈んだままになるのだろうから、海中はきっと錘だらけですね。て、こともないか(笑)。

Shige さんのコメント...

はい、浮きはプカプカ浮かぶのですが、錘は沈むので、かなりの量が海底にあるハズ。きっと錘は網を伴っており、自然素材ではない腐らない網にかかる魚も多いのでは。こうした廃棄網などに魚がかかり死んでしまうことを、ゴーストフィッシングと呼んでいます。哀しい現実ですわ。

さんのコメント...

Shigeさん
やはり、そうですか。ただ落ちるだけではなく捨てる人もいるでしょうから、誰も監視していない海底ではとんでもないことになっているのですね。
地球上の最悪党は、どう考えても人間だったのですね。