2014年10月21日火曜日

蜂の世界

ちょうど徳利を逆さにしたような蜂の巣は、スズメバチの初期段階の巣です。


我が家の軒下に、たくさんぶらさがっている年もありますが、今年は、一つしか残っていません。それも傷んでいるので、もしかしたら去年のものかもしれません。
どうして、巣が制作途中で放棄されるのだろう?
かねがね疑問に思っていたので、先日スズメバチの巣の駆除を副業にしているIさんに聞いてみました。


この巣は、これから本格的な巣を構えるための準備として、スズメバチの女王蜂が一匹でつくるのだそうです。
ところが、食べるものがなくて過労死したり、外敵に襲われたりして、巣づくりをはじめた女王蜂のほとんどは死んでしまいます。だからこの形で巣が、たくさん残ってしまうのです。

そのように、蜂の世界では春先は大変ですが、秋も大変なとき、生き残りをかけて、襲ったり襲われたりということを毎日繰り返しているそうです。


そういえば、あれほど賑やかだったアシナガバチの巣も、今は空き家になっています。
諸行無常の響きあり、と言ったところでしょうか。





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