2014年8月30日土曜日

緑のナス

以前、かなこさんがブログに、「ナスはどんな料理でもできる、一番嬉しい野菜」と書いていたのを読んで、びっくりしたことがありました。私はナスでは決まり切ったものしかつくらないので、そんなふうに考えたことがありませんでした。
ナス料理の定番の、味噌炒めやマーボーナスもほとんどつくったことがありません。

また、姪の娘のみおちゃんが来て、ナス料理を出したら、
「私ね、食べ物の中で、ナスとイチゴが一番好きなの」
と言ったので、もっと驚いたこともありました。
夏が来ればナスを食べない年はありませんが、そんなふうに考えたことは一度もありませんでしたから。


かなこさんのお連れ合いのこうじさんからいただいた白ナスです。
うまく写真に撮れていませんが、まるで象牙のような美しいナスです。
それでも、一度に二人で食べられるのは、三本くらいです。


Sくんの賀茂ナスです。
おいしいナスらしいのですが、二人でせいぜい二つ、大きいものだと一つでも、持て余してしまうときがあります。
 

ところが、Sくんの緑のナス、見ただけで食べたくなります。


焼きナスくらいにしかしませんが、いくらでも食べられます。


夕べも、緑のナスをタイ風焼きナスにしました。
ぶつ切りにした焼きナスの上に、干しエビとタマネギの薄切りとトウガラシをクロックで叩いて、ナムプラーとレモン汁、一つまみの砂糖で味つけしたものを乗せています。
ナスは六本焼きました。余ったら余ったでいいと思ってつくったのですが、全部食べてしまいました。

緑のナスは、皮はわりと硬いのですが、身は柔らかく、おいしく、無駄にしたこともありません。私との相性は抜群です。
無駄?
そうなんです。無駄にしたくないのだけれど、Sくんが、
「出荷で余ったから」
と、一度にナスを50本くらいどさっと置いて行ったら、周りの農家(みんなナスをつくっている)に配るわけにもいかず、緑ナスから先に食べていると、普通のナスや賀茂ナスが傷んでしまうことが、よくあるのです。

さあ、そんなことも言っていられませんから、今晩は、普通のナスでマーボーナスでもつくりましょうか。






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