2012年10月31日水曜日

一緒に遊ぼ!


「あっ、お祈りカマキリだ」
カメラを向けたら、せっかくの腕をちょっと降ろしました。
これでは、お祈りというより、遊びに行くのを見つかった、懐手の若旦那のようです。


「若旦那じゃないよ。いつでもパンチが出せるようにしてあるんだ。ふん」
何度見ても、カマキリとは遊べます。


「あぁ、人間はしつこいなあ。退散するか」


2012年10月30日火曜日

シクラメン


原種シクラメンを買ったのは、かれこれ、六、七年前でしょうか。ただただ、パレスチナのオリーブの畑の縁に咲いていたのが懐かしくて手に入れたものです。
以来、孟母三遷ならぬ、愚母五、六遷。
陽あたりが良すぎるかしら、陽あたりが悪すぎるかしら、石垣の近くがいいかしら、ここは水分が多すぎるかしらなどなど、あちこちに移しているうちに、とうとうどこへ移植したかわからなくなっていました。

そして、秋が来て、
「あれっ、こんなところにシクラメンが!」
なんと、石垣近くと言っても、いつも歩く、石段のところに植えていました。


所在がわかったのはいいのだけれど、なんとも踏まれやすいところです。しかたなく、割り箸を立てて保護しました。

最初は花だけが出てきていましたが、やがて葉も出てきました。


場所はよくないのですが、花や葉の状態を見た限りでは、乾き具合も陽の当たり具合も、今までの中で最高によさそうです。


それにしても、我が家にはシクラメンは似合いません。
よく、よそさまの庭先を見て、
「あの花、似合わないなぁ。ない方がいいのに」
と思ったりしますが、自分のこととなると、なかなか引き算はできないものです。




2012年10月29日月曜日

間引いたパクチー


今年もパクチー(コリアンダー)の再生の季節がやってきました。
何故か夏の間はなりを潜め、冬間近の今頃芽を出して、タンポポのように葉をぴったり地面に着けて冬を越します。


それにしても、パクチーの畑と定めたところを飛び出して、広がりすぎ、群がりすぎです。
踏まないように、生えていてもいいギリギリのところに柵を立てましたが、それでも、柵の外にも生えています。


しかも、後続組も次々と芽をだしています。
しばらく、タイ料理が楽しめそうです。


と、いただいた冬瓜がありました。40センチを超えるもので、切ったらすぐ食べないと残りがだめになります。
しばらくは大勢の客の予定もないので、二人で食べてみることにしました。


と言っても、十分の一も使えば、何日分もありそうです。
煮立ったお湯に鶏肉と一緒に入れて煮ます。


冷蔵庫には、昔買ったタイ米がありました。


鶏肉と冬瓜を茹でたスープで、タイ米のカーオホームマリを炊くと、ぷーんといい匂いが台所に漂います。


間引いたパクチーは根つきのまま、洗っておきます。


たれは、オイスターソース、すりおろしたにんにく、レモン汁、しょうゆ、からしなど。ちょっとオイスターソースの量が足りなかったので、その分ナムプラーなどを足して、七難をかくす激辛唐辛子、プリッキーヌーを 刻んで加えます。


カオマンカイの出来上がりです。
本当は、鶏肉は薄く切って、ご飯の上に並べるのですが、冷凍庫にあった手羽元をつかったので、そのまま盛りました。
スープは塩とナムプラーで味を着けましたが、結局冬瓜は一人二切れしか食べられませんでした。
久しぶりのカオマンカイ、二人で感動しながら食べました。

さぁ、もっと冬瓜料理を考えなくっちゃ。


2012年10月28日日曜日

ジョシアの拾いもの


『beach stones』という本を持っていました。


石好きの私としては、ときどき取り出して和むのに格好の本です。


素敵な石たちが、素敵にレイアウトされています。


このたび、『heart stones』という本を手に入れました。
「あれっ。そっくり」
二冊の本を並べてみたら、著者がどちらも、写真家のjosie iselinでした。


ハートの石を見つけると、私も放ってはおけませんが、


それにしても、彼女はこんなにたくさん見つけたのです。


めくっても、めくっても、ハートの石ばかりです。


「丸い石だけでなく、ハートの石も見つけよう!」
と奮い立たせてくれる本でした。


もう一つのブログには「本」というカテゴリーもあるので、そっちにしようか迷いましたが、こちらにしました。 

2012年10月27日土曜日

代々木公園の秋


息子と待ち合わせて、東京へ。
ちょっと早く着きすぎたので、犬どもを代々木公園で遊ばせました。

前にも見たことがあるけれど、代々木公園のゴンズイは立派です。ゴンズイ=役立たずと言わせない風格がありました。


 実も鈴生りでした。選定の仕方でしょうか。





それに比べると、我が家のゴンズイ(中央)は、いかにも田舎者の青二才といった感じです。
まぁ、素直でいいけれど。



代々木公園のクスノキは、足元に色づいた葉を落としていました。
八郷でもクスノキを見かけますが、東京に比べるとぐっと少ないのは、冬の夜が冷えるからのようです。



2012年10月25日木曜日

オキナワスズメウリの天国


毎日、できるだけいろいろなことをしたいと思いながら、なかなか手が回りません。畑もその一つです。
このところ、栗に続いていちじくが毎日熟れるので、その収穫は怠らないようにしていましたが、つい目と鼻の先にある畑をのぞく余裕は、全ありませんでした。


久しぶりに目を向けてびっくり。
たった数本のオキナワスズメウリが、豆棚を全部覆っています。


ナタマメの上にも、オキナワスズメウリ。


シカクマメの上にも、オキナワスズメウリ。ほぼ20センチ間隔で、そこいらじゅうに実がなっています。
豆棚の、ナタマメとシカクマメはどちらかといえば趣味で植えているのですが、ウズラマメは野菜として本気で植えています。
そのウズラマメが、生ることは生っていますが、オキナワスズメウリの力に押されて、日陰にされて、今年は来年の種がやっと採れるかどうかといったところです。



なにもかも、オキナワスズメウリにはかないません。


それでも、ネットの中からみると、豆類がけなげにぶら下がっているのが見えます。


ナタマメも分厚さが増してきていますが、


オキナワスズメウリのこの勢いで、どうなることやら。


外から見ると、


豆棚で見えるのは、オキナワスズメウリの葉だけです。
「強いなぁ」
こうなった以上、実を美しい色に染めて、楽しませてもらいたいものです。


こんなに繁茂するなら、日除けによさそうとも思いますが、真夏にはそう伸びず、今頃になって伸びているので、かえって邪魔になりそうです。


2012年10月24日水曜日

クヌギのドングリ


昨日、コンクリート打ちをしていたら、ミキサー車のコンクリートがなくなり、次の車が来るまで待つ時間がありました。

そこいらに座って待っていたら、目の前にクヌギのドングリが落ちていました。他のドングリに比べて、クヌギのドングリは、ずいぶん個体差が大きいと思います。

これは、わりと大きめ。作業着のポケットに入れておいたのが、今朝出てきました。

2012年10月22日月曜日

二次元の世界


先日、東京に行った時、道端でいただいてしまった実。


何の変哲もないイネ科の草の実のように見えますが、


まったく薄さがなくて、紙のような実なのです。
持って帰っている間に、実が一つだけ、方向的にねじれてしまいましたが、あとは全部同じ方向に向いています。

私が知らないだけかもしれませんが、こんなぺったんこの実は、そう見かけません。

2012年10月20日土曜日

山椒の実


勝手に生えた山椒に実がなっているのを発見して、喜んで摘んだのは二年ほどだけ。しかも後でなんとかしようと冷凍庫に入れっぱなしだった年は、袋が破れて、そこいらじゅうに実が転がり、とうとう捨ててしまいました。

今年も、緑の実が美しい時、
「あっ、生っている」
と思ったのにそのまま、一度も摘みませんでした。


それにしても、熟れた実の赤色の美しいこと。


中の黒い種のつややかなこと。
山椒、イヌザンショウ、カラスザンショウ、どの実も好きです。


2012年10月19日金曜日

いちじく



大好きないちじくが、順番に熟しています。
 

矮性仕立てにしていないので、伸び放題の木です。
柿の木はそうでもありませんが、いちじくの木登りは、なぜか得意です。梯子も使っていますが、木にも登ります。しなるし、折れやすいのですが、身体がよく知っていて、細い枝にもひょいひょいです。


毎朝、このくらい採れるいちじく、食べ切ります。
「駆けつけ三杯」じゃなくて、「取りたて三個」とか食べていると、いつの間にかなくなって。


秋たけなわ、いちじくが終わったら、冬はもうすぐそこです。