2011年12月20日火曜日

赤い実は、迫力満点



このあたりでは、人家の集まって建っているところを「宿(しゅく)」と言います。
集落の中に、「上宿」と「下宿」両方あるところも、たくさんあります。




我が家から一番近い宿にある空き家に、大きな木が立っています。
柿が熟して、まだ落ちきらないこの季節に、ものすごく鮮やかな赤い実をつけます。

いつも、
「なんだろう」
と見ているだけでしたが、今年は根元に行って見上げてみました。
手に取るような、低いところには実が生っていません。




部分的に黒い実があるので、いずれは黒くなるのでしょうか?




追伸:

実は、まったく手をこまねいていたわけではなく、一応なんの木か、調べてみました。




手持ちの植物図鑑も見たのですが、この絵は一目見て、
「全然違う」
と、却下しました。
Tomokiさんから名前を教えていただいて、改めて見たら、これはイイギリの絵です。

私の想像力が足りなさ過ぎたでしょうか?
それとも想像力まで使わなくてもわかるような絵を描くべきでしょうか?
あるいは、本ができた1970年代には、赤い実は、今より控えめに生っていたのでしょうか?



4 件のコメント:

Tomoki さんのコメント...

この赤くて房状に付く実、遠方からでも良く目立ちますよね。

正体はイイギリです。

鳥に食べられなければ、房状のまま落下していることがあり、昔リースの飾りに良く使いました。

これからの季節は葉が落ち、実が目立つので色々気になりますよね。

さんのコメント...

Tomokiさん
ありがとうございました。正体不明木の正体がまた一つ割れました。
今日、イイギリを植えてある家の前を通りかかったら、空き家どころか、布団を干してありました。
先日は、ずけずけと庭先まで入ったりして、冷や汗ものでした(笑)。
日本原産で、こんな派手な木があったのですね!

Tomoki さんのコメント...

日本原産で派手な木といえば、西日本にはこのイイギリのほか、タマミズキという冬場に赤い実が目立つ木があります。
イイギリは房が垂れ下がるのに対し、タマミズキは垂れずに枝の上に付くので区別は容易です。

イイギリの生えている場所、空き家じゃなかったんですね。運悪く出会ってしまったら、イイギリがあまりにすばらしくてついつい...といえば、所有者も気を悪くはされないのでは?

でも、次回からは気をつけてくださいね。

さんのコメント...

Tomokiさん
タマミズキも見てみました。本当に派手ですね。
ウメモドキも鈴生りに生るとこんなではっとしますが、樹高が全然違うのでタマミズキの方が迫力満点でした。

今日も実が落ちてないか入ってみようとして、たくさんの布団にはびっくりしました(笑)。