2011年5月20日金曜日

夫の大きな拾いもの





夫が地震前に、造園屋さんからいただいた石の中で、ユンボ(パワーショベル)では持ち上がらない、大きい石二つが、ワイヤーを掛けたまま、道端に転がっていました。

それを昨日、三トンのユニック(クレーン車)を借りてきて運びました。




石は、一度置いたら動かすことができず、位置は変えられませんから、置く場所は熟考の末の選択です。
一つは、家の北側に降ろしました。




そして、もう一つは家の前、将来は中庭になるところに降ろしました。
夫が、石の大きさや高さを細かく計算してあったので、ぴたっと収まりました。




石の設置場所の近くまでは車が入れません。前方にアームを長く伸ばすと、石の重みでユニックの車体後部が浮き上がってしまうので、お尻をユンボでしっかり押さえて作業しました。
ユンボがあってよかったぁ!




そして、夫はその足で、石屋さんの町真壁へ行きました。
ユニックは、半日借りても、一日借りても値段が同じなので、将来駐車場に敷く石を買ってきたのでした。

45×90センチで、厚みが10センチほどの石ですが、石屋さんでは一枚1,350円です。
ちなみに、ホームセンターで買うと、一枚が倍以上の3,200円ほど、また、石屋さんから配達してもらうと、我が家には大きすぎて入れない10トントラックで一往復だけでも、配達料が37,000円ほどかかり、小さいトラックで数往復すると、もっとかかります。




機械が石を持ち上げてくれるといっても、綱を掛けたりはずしたりするたびに荷台に上がったり降りたりしなくてはなりません。また、石が重いため、車体がバランスを崩しやすく、その緊張感で、一瞬たりとも気が抜けません。この一包は、一トン半くらいの重さがあります。

二往復して買った石を、やっと全部降ろすと、夫は別の石屋さんの、石捨て場に行ってくると言います。
「時間もないし、十分働いて疲れたから、もう今日は終わりにしたら」
「どうして、文句ばかり言ってるんだ。やると決めたんだから、やるしかないだろう」
「私以外に、誰が文句を言ってくれるの?そうやって、焦っているときが一番危ないんだから」

仕事が立て込んでくると、お互いにとげとげして、必ず言い合いになってしまいます。




それでも夫は行きます。
そして、「いつでも持って行っていいよ」と言われている石を運んできました。庭まで運び込む時間がなくなり、あとでユンボで動かせるからと、道端に降ろします。

仕事の後のビールは美味しかったけれど、一夜明けた今日、夫は背中に、いつもより多い四枚もの湿布を張っています。







2 件のコメント:

Shige さんのコメント...

ホント、石好きなお父ちゃんですこと!石のように硬い人かしら?

小さな石ころの好きなオレは、軟弱男です。(笑)

さんのコメント...

Shigeさん
もう、へとへとです。我が家には、いったいどのくらいの石が持ち込まれたのでしょう?人の庭を片づけた解体屋さんからもらった石もあるし。
そのうち、素晴らしい庭園が出来る予定です。
それにしても、重機のなかった頃、石を動かそうと考えた人々に驚かされます。