2010年8月14日土曜日

ナナフシふたたび



土間の入り口の引き戸は、ペアガラスに木で枠をつけたものです。
入り口の脇には、風を取り込むつもりで、窓をつけてあります。しかし、こう暑いと、もっと風を取り入れられる戸が欲しくなります。




ガラス戸の内側には、上が障子、下が板になっている戸もあって、二重になっています。
この障子を、夏だけ風の通る戸と取り替えたら、もっと気持ちがいいのではないかと、以前骨董市で買った萩のすだれ戸を利用して、つくることにしました。




居間の日除けは、室内に設置するので、虫除けのことはまったく気にしないですみましたが、こちらは、これ一枚閉めただけで風を通そうというのですから、上と下の大きく開いた部分をどうやって雰囲気を損なわないように塞ぐか、考えなくてはなりません。そのため、入り口の脇に置いて、通りすがりに見ながら、ちらちらと案を練っておりました。

そこにナナフシ発見です。




色といい、太さといい、萩にそっくりにしています。身体の先が二つに割れていると思ったら、前足を前にまっすぐ突き出して、棒をより強調して、萩に似せているのでした。

しかし、人間の目で見ると、ナナフシが萩と平行ではないので、めちゃくちゃ目立っています。でも、他の虫たちには、たぶん目立たないのでしょう。

先日遊びに来た幼稚園児が、別のナナフシを捕まえて、テラスの上で追い回していました。ナナフシはなんとか逃げようとしていて歩き回り、以外にすばしっこいのに感心したものでした。

ところが、この萩の枝になりきっているナナフシは、微動だにしません。朝から、早6時間も一ヶ所にじっとしたままです。

2 件のコメント:

セキネ さんのコメント...

涼しげで、素敵なすだれ戸ですね。
六時間も動かないなんて、ナナフシさんも
よほど気に入ったのでしょうね。

さんのコメント...

セキネさん
ナナフシ、まだいます。9時間です。
餌を待っているのでしょうか。いったい何を食べているのでしょう?
前足はぴんと伸ばしたままで、動かないので、見ているこちらの方が、肩が凝りそうです。