2010年7月8日木曜日

サルトリイバラの柏餅





梅雨の晴れ間、今日は大工ではなく、植木屋の一日でした。草を刈り、クヌギ、コナラ、クリなどの下枝を払い、つつじの生垣を刈りそろえ、切り落とした枝を燃やしました。
暑い一日だったので、夕食時のビールは、とくに美味しく感じました。

今日は陰暦5月27日、もう端午の節句はとうに過ぎましたが、朝、散歩のときにサルトリイバラの葉を集めて、お昼休みに柏餅をつくりました。
柏の葉ではないけれど、これが、私の子ども時代の柏餅でした。




うるち米の粉4カップに、同量の熱湯を加えました。
いつも水でつくりますが、熱湯を使うと次の日も柔らかいとの、Shigeさんのご助言があり、熱湯にしてみました。




熱いので、しゃもじでかき回して、少量ずつまとめ、蒸し器に入れて蒸かしました。




蒸すこと、およそ20分。透き通ってきたら、餅搗き機に移し、少し搗きました。生地はいつもより、ちょっと柔らか目で、最初から分離しないでまとまっていました。




搗きあがった団子をちぎって伸ばし、餡を包みます。そして、サルトリイバラの葉にはさんで、蒸し器に並べます。




お団子は、蒸し器二段になりました。




5分ほど蒸したら、柏餅の出来上がりです。

お昼に冷麦を食べたばかりで、お腹もいっぱいだし、お正月に2キロ体重が増えて、半年も過ぎたというのに、元に戻ってないという事情もあり、ちょっと迷いましたが、やはり、試食しないわけにはいきません。




いただきました。
いつもの、水で溶いたものより、ずっと柔らかい口当たり、美味でした。
明日、焼かないでそのまま食べられるということなので、楽しみにしています。



4 件のコメント:

Shige さんのコメント...

これは柏餅ではなく、茨餅ですね~!(笑)
柔らかそうにできて、何よりです。見た目にも美味しそうですよ。

こっちではサルトリイバラを「さんきら」と呼んでいます。こしあんを生麩で包み、それにさんきらを使い「麩まんじゅう」にしますよ。

さんのコメント...

Shigeさん
確かに茨餅ですね。でも、小さいころは柏餅と信じていたので(笑)。
教えていただいて、ありがとうございました。今朝、触ってみましたら、まだ、柔らかい。
ここいらのばあちゃんも私の祖母も、いわゆる団子(餅の代わり、小正月につくる)をつくるとき、水を入れていたのは、早く硬くして、切って、長持ちさせるためだったのでしょうか。熱湯は目からうろこでした。
東京の麩饅頭は笹で包んでいるでしょうか。最近食べてないのでうろ覚えですが。

toki-sapp さんのコメント...

そうそう、この葉っぱを使う「柏餅」の地方ってあるんですよね!
春さんのご出身がそうだったのですか。
椿の葉っぱのお餅もありますよね。

葉っぱ、食べられないものでも、すがすがしいです。あ、これも葉はいただくのかしら?

↑私は桑の実、好きですよ~!
父から教えてもらった、最初の食べられる実と記憶しています。
 道端に落ちて踏まれてぐちゃぐちゃになっているのを見るとかわいそうに思ってました。
でも「ぶっといカイコがでてきたらどうしよう」思うと、ちょっと怖かったなあ。

さんのコメント...

toki-sappさん
私は葉を食べませんが、夫は食べていましたよ!簡単に、はがせるのに。

私も桑の実は好きです(http://manekineko44.blogspot.com/2010/06/blog-post_23.html)。今年も食べました。
でも、コウゾの実は、もっとねっとりしているというか、モロヘイヤを混ぜたような(笑)。酸味があれば、もっと美味しいと思います。