2010年6月8日火曜日

プルトップ







この一週間、ちょっと体調を崩していました。力が出ないのでぶらぶらしていましたが、やっと回復、身体を動かす仕事ができるようになりました。
まず手始めに、庭の草むしりと、庭木の刈り込みをしました。

我が家には、つつじだけで、200本くらいあります。
数年前のある日、何度か植木を買ったことのある植木屋さんから、電話がかかってきました。すぐ取りに来るなら、つつじをただで持って行っていい、というのです。さっそく行ってみますと、大きく育ったつつじがたくさん、乱雑に積み上げてありました。
植木屋さんは、公共施設の造園なども、手広くやっています。このつつじは、どこかに植えてあったものを、まったく違う庭づくりをするために、抜いて持ってきたもので、ご親切に声をかけてくださったのでした。

その日は、日が暮れるまで、軽トラックで何往復もして、つつじを運んできました。次の日も、一日中運びました。
それからの数日は、穴を掘ってはつつじを植えました。養生もしないで、ただ引き抜いただけのつつじですから、早く植えないと、枯れてしまいます。

やっとのことで植え終ったときは、くたくたでした。でも、数日休むと欲が出て、また、もらいに行ってみました。しかし、残っていたつつじは、とっくに片づけられてしまっていました。

寄せ植えしていたつつじですから、でこぼこと、いろいろな形をしていましたが、今では新しい枝も伸ばし、葉も繁らせて、すっかりいい形になってきました。




今日は、表面をもっと密にしようと、これまでより大胆に刈り込んでみました。すると、枝にささったプルトップを見つけました。
蓋からはずれてしまうプルトップが使われていたのは、1990年ごろまででしょうか?
となると20年前、つつじはすでに大きかったのだから、30歳くらいなのか、なんて、しばし考えてしまいました。

4 件のコメント:

Shige さんのコメント...

プルトップからステイオンに大きな変化が起きたのは1980年代後半ですね。
そして1990年代初頭にはほとんど見られなくなりました。
ちょうどその頃、プルトップを集めていたのですよ。裏側に当たるともう一本貰えるクジつきもありました。

このプルトップ、鉄よりも腐食に強いアルミなので、ビーチコーミングでも拾えます。

さんのコメント...

Shigeさん
プルトップは、鳥が飲み込むなど不都合がありましたが、なかなかよいものでした。

某大学の卒業制作展で、いろいろな形のプルトップと針金をハンダづけした昆虫をつくり、箱に並べて昆虫採集に見立てた作品を見たことがありました。
とっても素敵で、私もつくりたいと思いましたが、いろいろな形のものが集まる前に、プルトップはなくなってしまいました。

ポンチョ さんのコメント...

今回は中身より、コメントのやりとりに感心。プルトップもステイオンも知らずに、ぼ~とすごしていた(私が)ことを知りました。「ビーチコーミング」も何なのか分かりません。ともかく、それぞれに歴史あり、ですね。モノを知っているってことは、いろいろ拾っても意味があるものなんだな~と思いました。
ここは、カンの飲み物の種類が少ないので、助かります。いやらしい自動販売機もありません。ほっとします。

さんのコメント...

ポンチョさん
ビーチコーミングって、海岸を歩いて、漂着物を拾うことで、民俗学とか、生物学とか、鉱物学とか、考古学とか、いろいろなことに思いを馳せていくことのようです。
古くは、石井忠さんのように、毎日浜を歩いて、漂着物を集めて、半世紀という方もいらっしゃいます。漂着物学会もあるみたいですよ。
おもしろいのは、ココヤシとかモダマとか、Fish poison treeなど、いろいろな南洋のものも流れ着いていることです。とくに豆類は損傷が少ないので、喜ばれているみたいです。
もっとも、ペットボトルなど、歓迎しないものも、たくさん流れ着くみたいですけれど。